まっきーのニッキー

主に自分宛の毒を吐きます。

芥川賞を読む。それも技術のうち。

 

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165回芥川賞受賞作品の「彼岸花が咲く島」。

読んだ。これからこの本を紹介するから面白いか面白くないかは自分で決めてほしい。それも技術のうち。🖐💥🖐💥

ただその前に俺の読書とこのブログを読んでる人の読者に乖離があると、オススメしても伝わらないのは明白だから一旦整理していく。親切設計。バリアフリージェンダーレス。👨👩

 

俺が本を読む時に重視するポイントはひとつ。

キャラクターの心の揺らぎ

これだけ。

でもこれはマジで大事で、これを感じることのできない映画とかマンガとか小説とか、全部好きになれない。

この揺らぎを「文学み」と言います。📖📖📖

※文学みの例

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漫画「ピンポン」より

 

俺は揺らぎさえ感じられるならそれでいい。

ストーリーの面白さにそこまで重点を置かない。だから話の面白さの説明は難しい。

揺らぎを感じろ。それも技術のうち。🖐💥🖐💥

 

簡単なあらすじ

島がある。

女の子流れてくる。(記憶喪失)

「あたしゃこの島で生きてくよ!!!」

俺、その子の覚悟に涙。

 

本の内容

内容なんてどうだっていいんだよ。

書くのもめんどくさいし自分で読んでほしい。

 

島の情景と植物

とにかく多くの植物が出てきた。

舞台は参考文献に与那国の書籍が多かったことを考えるとほぼ台湾との国境付近の島。🇹🇼

本当に数多くの知らない植物が主人公達の生活を彩っている中で、ちゃんと車が走っていることを書くことで時代を現代まで追いつかせてるのは上手かった。🚗

 

強さと正しさ

良かったのは強さと正しさを全く別のものとして書いてあるところ。自分が正しいと思うことが正解とは限らない。つまりは正解が正しいとも限らない。結果は後からしか分からない。

10代半ばの主人公達が不安を抱えながらも「自分たちが正しいと思うことをする。」と決めるのも最高にエモかったし、過去にルールを定めたおばあちゃんが「何が正解かは今も分からん。」と吐露するのもまた最高にエモかった。

友情と努力と勝利とかいう「おいおいジャンプか」と言いたくなるような親しみやすさがある分、この「正しいことをする!」って覚悟は目立ってた。かっこよかった。☀️🍔

 

いんしょうにのこったしーん

きおくをなくしたおんなのこがふあんでいっぱいのときに、ともだちのおんなのこがなみだをうかべながらちゅーするところがすごくよかったです。

やっぱりおんなのこはいいなぁとおもいました。

 

 

書きたいことは書いたので、気になる人は読んでみて。ちゅーするとこだけでも読んでほしい。