まっきーのニッキー

主に自分宛の毒を吐きます。

1年に14.0冊本を読む俺からのオススメ

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凪良ゆうさんの流浪の月を読みました。

本屋大賞ですって。すごい。

何がすごいって、ライオンのおやつを抑えての1位です。すごすぎる。前も書いたけど僕ライオンのおやつでボロ泣きしてますからね。

1年に10.0冊本を読む俺からのオススメ - atto_tekimakkiの日記

一体どんな内容なんだろうと思ってました。

本は上司に借りました。

 

感想

贅沢ですよこんなの〜〜〜。

主人公の絶望ともう1人の絶望の2本柱。

これを軸に絶望と再生を描いてました。

もちろん大きな軸は主人公の絶望。しかし終盤に明かされるもう1人の絶望というのは、もはやエンターテイメントです。エンタメとしての絶望。贅沢ですね〜。1冊の本で2人も絶望するなんて!お得!

このエンタメとしての絶望で救われるのは読者のほうですね。すごくオシャレ。やはり本屋大賞。絶望のまま終わらせない。約束された救いがあるのがいいところです。☀️🍔

作中でやたら出てくるタランティーノの映画も伏線として丁度いいんですよ〜。楽しいやつ〜。🍟

 

本自体も章ごとに話が分かれているので、序盤、中盤、終盤、隙が無くて、もじだっ文字たちが躍動しているのが読んでて楽しかったです。

 

ライオンのおやつとは全くベクトルが違いましたが、人におすすめしたくなる。まさに本屋大賞といった本でした。好き。☺️

 

読んだ本と比較

絶望というとカフカの変身とか、太宰治人間失格とか、夏目漱石のこころを読んだんですけど、それらは再生はしません。人間失格だけは唯一救いがあるかな。

絶望からの再生というと太宰治の斜陽も読みました。斜陽2冊分を1冊にまとめたらこんな感じになるかもしれませんね。そりゃおもしろいわけだ。☀️