ルール
この世の恐ろしいものに、悪魔が憑くのだとしたら、きっといます。感想の悪魔。カンソーマン。
戦士族/効果
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まくら
おいでませ山﨑貴。山﨑貴監督をご存じか？代表作には俺も大好きな三丁目の夕日。他にも永遠の0やらSTAND BY ME ドラえもんやら、たくさんある。その時に旬の実力派俳優を使うキャスティングスタイルで、全事務所に媚びを売っていく。好感が持てる。その方がスポンサーも付くし、映画としてある種の正解とも思う。山﨑監督がいなかったら今の邦画はアイドルとYoutuberが占拠していたかもしれない。脚本とキャスティングのバランスを、ギリギリのところで保つ監督。それが山﨑貴である。そんな監督がゴジラを撮る。👍。
感想マン
ゴジラという誰もが知るフォーマットがある中で個性が出るのは脚本とキャスティング。今回のゴジラで監督が主演に選んだのは神木隆之介。ヒロインは浜辺美波。
2人とも可愛い系やん！ボケ！かっこいい枠はゴジラかいな！と自分の血中のG細胞が煮えていました。
実際見ると浜辺美波は可愛いからなんでもいいとして、神木隆之介、良かったねぇ👍作中のゴジラとの決戦と、人間たちのドラマを繋ぐ難しい役どころですが、完璧でした。戦後の業を背負って生きる人間の表情、すごく良かったです。
そしてVFX、良かった…。
シンゴジラのVFXも良かったけど、っぱ戦艦よ！シンゴジラってイージス艦からの砲撃もダバ作戦の時に一瞬あるんだけど、っぱ戦艦なんだよな。全然違う。高尾が来た時の興奮も、最後の一矢報いる砲撃も、観客全員が「やったか！！」と言える素晴らしい演出だったと思う。
VFXは全部いいから是非スクリーンで体験してください。最高。ゴジラのデザインとか過去一なんじゃない？シンゴジラとパチンコの知識しかないけど。この映画赤保留です。左打ち一旦やめてよし。
問題はドラマパート。前作ではガッツリ政治に振って、3.11を想起させるような絶望から立ち上がる人間たちが超かっこよく描かれてました。今回は戦後の騒乱の中ということで、政治なんか機能していない中で立ち上がる民衆が描かれてる。
だけど正直楽しかったかと言われると…、うーん。長い割にテンポも…。大体人間は感情をそんなに言葉にしないだろ。自分の業を吐くなんて、セミナー参加者か？セリフがいちいち説明的で、その割にゴジラの説明は雑。シンゴジラが大好きな俺からすると、これはうーん、どこを楽しめばいいんだ。というくらい一人一人が丁寧でした。悪く言えば退屈。
それにラストも、ずいぶん綺麗なお顔で…。
大体なんで個室なんだよ。8人部屋にしろ。
とはいえシンゴジラと比べるとドラマ退屈だけど、本当に丁寧だから、シンゴジラよりも色んな人にオススメできると思う。この映画からゴジラに入る人を羨ましく感じるくらい、かっこいいゴジラでした。
自分、浜辺美波のファンです。可愛かったし。
余白も語録も少ないんですけど、ずっと話せる完成度がありました。まだ語らたいけど終わらんのでこの辺で。
適正価格
映画自体は安い日に観たので1300円だったんですけど、安すぎかも。倍は出せる。
2600円
