観る前:なんやこの鳥は…
観た後:風切りの7番ってなんだったんだ…？
駿が頑張って描いたという触れ込みしかなくて、なんならその触れ込みも俺の勝手な想像なもんだから、分からんことの方が多いか。でもみんな気になってるだろうからあらすじを説明するか。
【意訳ネタバレ】
主人公である眞人の母(火が好き)が戦火に巻き込まれて亡くなってしまい、父(高収入)と生きていくことになるが、父が再婚相手に選んだのは母とそっくりな顔立ちの母の妹だった。腹には赤ちゃんもいるらしい。うーん倫理観ゼロ。
父の性癖に困惑を隠せない眞人。優しく接してくれる新母。1人の時間が増えた眞人は嘘や取引といった狡さを覚えていく。その中で前に現れたのは、この世界の輪郭を作っているジジイの後継を探す、不思議な鳥だった。←？？？
急に消えた新母を探していると、何か知ってる不思議鳥に導かれるように異世界に迷い込んでいく。←？？？
どうやら新母はこの世界にいるらしいから、鉄の意志で適応して新母を探す眞人。そしたらなんやかんやあって、産まれる子供達の尊さとか、文明の野蛮さとか、なんか色々成長する。
なんやかんやして旧母に会って、この世界の輪郭作りジジイに会って、そこで後継にスカウトされる。しかし即拒否。迷い無し。←？？？
異世界は崩壊して、眞人は新母とまた元の世界に帰っていく。
めでたしめでたし。これからよろしく。新母、いや、母。
【感想】
時間軸は過去と交差するところがあるものの、なんやかんや、わかりやすい。というのも、どう生きるかというタイトル通り、主人公の葛藤が分岐となって、「君たちはどう生きるか」とことあるごとに迫ってくる。ぐいぐいくる。
そういうシステムだから、基本主人公と一緒に時間は流れるし、俺が主人公だ！となりやすい部分も多い。結構好き。
異世界がどんな世界かというと、現実世界の下にある、色々な時間の思いとか、なんやかんやが落ちてくる世界。
作品のテーマは違うけど、イメージはダリの記憶の固執を見てもらえればいいと思います。貼っておきます。
つまり「いろんな時間が上から落ちてくるこの世界、今は砂漠だけど、お前どうにか頑張ってここに綺麗な緑を広げてくれや。」みたいなスカウトを拒否して眞人が家に帰る話なわけ。←？？？
他にも声優の処女性というか、とにかくやたら純朴であることにこだわる駿が拘り尽くした箇所がやたらある。あいみょんがヒロインの声優やってて、まぁまぁ違和感というかズレがあるんだけど、それは結構よかった。プロの声優がやってるとこれはできんのかなっていう、未来性がその声にはあった。
駿の描く美人は本当に美人で、なんなら前よりも美人になってる気がした。お前！映画つくんないでずーっと美人描いてたな！ってなるくらいめっちゃ美人。色と、顔が、もう、すごいねぇ。
適正価格
ちょうどいい時間がなくて、渋々IMAXで観たから今回は1900円でした。
1200円(駿美人とのお別れ会ボーナス含む)
