まっきーのニッキー

主に自分宛の毒を吐きます。

1年に5.00冊本を読む俺からのオススメ

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夏目漱石のそれから。

夏目漱石は前期とか後期とかで分けられてるんだけど、これは前期3部作のうちのひとつ。

 

まぁ僕は国語の教師じゃないからそんなことはどうでも良くて、本当は今日会員登録したFANZAVR月額会員3800円の価値について語りたい。

 

じゃあ、それからのあじらすと感想書いていきます。

 

あじらす】

主人公の代助は裕福な親から金もらって暮らすニート。いや高等遊民高等遊民と聞くと昔月9で放送してたデートというドラマを思い出す。(話したいけど割愛)

小遣いの範疇で不自由なく暮らす代助に3年前海外に行った親友が帰ってくる。その妻である三千代への愛に駆られた代助が、親の意向も親友も関係なく略奪しようとする話。

ネタバレまで言うと略奪には成功するが病床の妻が回復するまで待てという条件を親友に言われてしまい会えず、親からは勘当されて明日食べるパン(良いパン)のために仕事を探し始めるところで物語は終わる。

 

 

【感想】

この本そんなに長くないんだけど1ヶ月くらい読んでた。というのもニートがずっとうだうだ言ってるだけで略奪を決めるのは半分を過ぎたあたり、つまり前半しょーもないんだわ。

代助が高等遊民から1人の人間へと成り下がった、三千代と結婚しようと決めたシーンが好き。

略奪というのは自然な愛の形であって、社会にあっていいものではない。それでも学生だった頃に親友に譲った恋を取り返しに行くような決意はなかなかどうして共感できるものだったし、やっとこのクソニートのニルアドミラリの精神とやらが消えたのも清々した。

こころの時も思ったけど漱石の心理描写とか日々の行動ってのは丁寧過ぎて読んでて疲れるわ。

 

前の職場の先輩が言ってた略奪ってのは彼氏1人に勝てばいいから簡単だって話を思い出しました。

結局これから親友と代助が何を大事に考えるかで人生は大きく変わるだろうし、それからってタイトルはそのことを言いたいのかとも思った。

よくもまぁ略奪するまでを書くよ。ほんと。

略奪してからの方がよっぽど書きやすいだろうに。