まっきーのニッキー

主に自分宛の毒を吐きます。

読んだ本

同志少女よ、敵を撃て

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2022本屋大賞受賞作。 今年はこの作品でした。受賞から随分と空いてしまいましたが読みました。よかったです。

あらすじ

女の子の主人公セラフィマが、故郷を焼かれた復讐のために狙撃を学び、激戦地へ向かう話。最前線では、その環境でしか成立しない社会があり、女性や子供は搾取の対象だった。覚悟を決めたセラフィマが、一流の狙撃兵に成長するまでと、成長した後の物語。

おすすめポイント

本屋大賞らしい爽やかさ。これだから本屋大賞はいいよね。

今年の初めに起きたロシアのウクライナ侵攻。俺が世界の終わりを心配した時に、ウクライナには、もう世界が終わった人が実際にいた。戦争の残酷さよりも、それで変わる社会の虚しさが先にくる。

まぁそれは置いといてセラフィマ他、女の子たち可愛い。養成所編とか普通にガン娘。やってて好感しかない。

表紙のイラストは先の画像の通り女の子の絵。映像化を意識したのか、単に売り気先行なのかは分からないけど、本屋大賞で実写化不可能みたいな話が受賞したのって久々じゃない?アニメ化するならネトフリ?流石にこの情勢で地上波はスポンサーつかんよな。

読みやすいけど本自体は分厚く見えるし、普段読まない人は映像化待ってもいいと思う。 するとしたらアニメ化かな?いいスタジオがつかなかった時は本読めばいい。

潮騒

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すきなところ

「その火を飛び越してこい。」
田舎の青春譚。家族思いの青年が恋を知る。

海を見せながら描かれた初恋は、ものすごく綺麗。物語としても、おとぎ話みたいな読みやすさがあって、それも初恋の爽やかさとマッチしてて良かったです。

それにしても「その火を飛び越してこい。」ってのはちょっと良すぎるよなぁ。女の子から言うのも良いよね。主人公の奥手っぷりが出てるし、そこで飛び越す時の、考えたりすることが得意じゃない感じも良い。大人になってからの打算でするような恋とも、ただ抱くためのつまらない行為とも違う。「ビバ初恋!」と叫びたくなるようなシーンだった。仕事中じゃなかったら叫んでた。

全然知らんけども、三浦友和山口百恵が主演で映画化された文学読むのは、伊豆の踊り子に次いで2作品目でした。伊豆の踊り子全然話覚えてないわ。めっちゃ短かったのは覚えてるんだけども、なんか作家先生となんか旅の一座が恋するんよね。覚えてないわ。また読みます。

 

太宰の女生徒の話もしたいんだけども、また次の機会に。